鳴いちゃだめ
「うわぁ〜♪」
ゴンは満開の桜を見上げてパタパタと尻尾を振りました。
「気に入ったかい?ゴン★」
背後からゆっくりと追ってきたヒソカが尋ねました。
「うん!!俺、こんなに綺麗な花は初めて見た!!」
早い春を知らせる桜の花を見に行こうと誘ったのはヒソカでした。
ゴンは綺麗なもの、大きいもの、珍しいもの、何にでもその好奇心旺盛な瞳を輝かせて喜びます。
「ヒソカ!!ピンクの花びらが降ってくるよ!!」
ゴンは宙を舞う花びらを見て嬉しそうにじゃれます。
降ってくる花びら1枚1枚を一生懸命に跳びはねながらキャッチします。
「あははははははは!!」
楽しそうに駆け巡るゴンの姿を、ヒソカは草の上に横になって眩しげに目を細めて見つめます。
ゴンはひとしきり駆け巡ると肩で息を切らしながらヒソカのもとにやってきました。
「はぁ・・・・・はぁ・・・・・・・はぁ・・・・・・。ヒソカ楽しいよ!!」
「それは良かったv」
ゴンはヒソカのお腹の上に頭を乗せて寝転びます。
幾重にも薄紅色の花びらが二人の体に降りかかります。
「今度はヒソカもやろうよ!!花びらが地面に着く前にキャッチするんだよ。たくさん花びらを取れたほうが勝ちなんだ!」
ゴンが意気込んでヒソカを見上げると・・・・・・・・・・。
ヒソカはゴンを優しい顔で見つめていました。
ゴンはヒソカのその顔を見ると急に胸がドキドキして苦しくなりました。
ゴンは急いでヒソカから目線を逸らします。
しかし、時すでに遅し・・・・・・。
ゴンはすでにヒソカの罠にハマってしまったのです・・・・・・。
「ゴン・・・・・。」
ヒソカが優しく名前を呼ぶだけでゴンは自身が興奮してきたのを感じて泣きそうです。
「どうしたんだい?花びらを捕る遊びをするんだろう?くっくっく。」
ゴンは赤い顔を隠しながら困ったように耳を伏せました。
「花びらがついてるよ。ここに・・・・・。」
ヒソカはゴンの伏せた耳に息を吹きかけ花びらを宙に舞わせました。
「ひゃっ・・・・・。」
ヒソカは舞わせた花びらを空中で捕らえます。
その間にゴンのふさふさとした耳の中に下を入れ舐めまわします。
「あっ・・・・・・・ぁ・・・・・・・・・ん・・・・。」
「まず1枚・・・・・・僕が花びらを捕ったね◆」
「んぅ・・・・・・ず・・・・るい・・・!」
ゴンはヒソカの腕の中で震えながら抗議の声をあげました。
ヒソカは、あっという間にゴンの服を剥ぎ取り、胸に咲く薄紅色の花びらを摘み取ります。
「ひっ・・・・・・ぅん・・・・・・・!」
「ごめん、花びらと間違えちゃった★」
そう言ってヒソカは満面の笑みを浮かべました。
「・・・・・・・ふっ・・・・・わざ・・・・・と・・・・・・でしょ!・・・・・・・ん・・・・・・・。」
ゴンは潤んだ瞳でヒソカを睨みます。
「くっくっく。ゴンは負けず嫌いだなぁvそういうところが可愛いんだけど♪」
ヒソカはゴンの胸の突起を甘噛みし強く吸い上げます。
「はあぁっ!!」
それだけでゴンは自身がイッてしまいそうで、強く握り締めます。
「もうイッちゃいそうなの?」
ヒソカの問いかけにゴンは小さく頷きます。
「まだダメだよ★」
ヒソカはゴンの蕾に舌を這わせてほぐします。
「ふぁ・・・・ん・・・・・・・あっ・・・・・あっ・・・・・。」
ヒソカはゆるゆると指を入れて、ゴンの前立腺を突きます。
「もっ・・・・・・ダメ・・・・・・・・やっ・・・・・!あぁ・・・・・・・・・ん!」
ゴンの雄はしとどに蜜を漏らし先は震えています。
その時です!!
「ゴンー!!」
少し遠くからゴンの名前を呼ぶものがいます。
ゴンの友達、山猫のキルアです。
ヒソカとゴンは草むらに隠れるようにして寝転がっていたので、キルアからは見えない位置にいるようでした。
「あれ?おかしいなぁ。今日は桜を見に行くってゴン言ってたのに・・・・・・。」
キルアは桜の下まで駆けてきて周囲を見渡します。
キルアとゴン&ヒソカの間は5mも離れていません。
「ゴン、声を出したら見つかっちゃうからね。」
ヒソカがゴンの耳に小さく囁きます。ゴンは必死になってコクコクと頷きました。
ヒソカが爪を立てないようにゴンの口を塞ぎます。
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・っん!!!!!!!!!!」
途端にヒソカの大きくて太い剛直がズクンッと一気に根元まで刺さりました。
同時にゴンの雄から白濁したミルクが溢れだしました。
「ん?」
キルアはピクピクと耳を動かして周囲を伺います。
「声、出しちゃダメだろ?♪」
ヒソカがゴンを窘めるように言います。
「ぁっ・・・・・・・・・・・・・・。」
ゴンはヒソカの声も届かない様子で蕾に咥えた剛直に媚肉を絡ませます。
「鳴いちゃダメだよ・・・・・・♪」
ヒソカは自分の雄を抜ける寸前まで引き抜き、また最奥に突き上げます。
ゴンはキルアがすぐそこにいるというのに卑猥な行為を辞められません。
ヒソカがゴンの前立腺をくにゅくにゅと剛直でこね回すたびに、ゴンの雄はミルクを吐き出し続けます。
「・・・・・・・・・・っ・・・・・・・・!!!」
ヒソカに口を押さえられていなかったら、ひっきりなしに嬌声を上げてしまいそうでした。
声に逃がせない快感が、ゴンの頭を朦朧とさせます。
「ゴン、帰ったのかな・・・・・・・・・。」
やがてキルアは諦めたように桜のもとを去って行きました。
キルアの気配が完全に消えたのを確認してからヒソカはゴンの口から手を離しました。
「んんんんんぅ!・・・・・・あぁっ!!・・・・・・あぁぁぁぁぁぁ!!」
ゴンは口から涎をたらしながら嬌声をあげます。
やがてヒソカの剛直がゴンの中で大きく膨れ上がります。
ゴンの体内に大量の精液が注がれました。
「ふぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!あつ・・・・い!!」
ゴンはヒソカの迸りを感じながら最後のミルクを吐き出しました。
「ゴン・・・・・・・。大丈夫?」
ヒソカは、ゴンの毛並みを撫でながら聞きます。
ゴンは情事の後のまだ快感に震える体を醒ましながら掌をひろげました。
「???」
「へへっ。花びら2枚捕ったもんね!」
ゴンが得意満面でヒソカに掌の花びらを見せます。
「それはスゴイ◆」
「ヒソカは1枚でしょ?俺の勝ち!!」
「それは・・・・・・・どうかな?」
ヒソカのこの言葉を聞いて負けず嫌いのゴンは膨れました。
「1枚だよ!見たもの!!」
ヒソカは掌に1枚の花びらを乗せて見せます。
「これのことかい?」
「ほら!やっぱり1枚だ!!」
ヒソカはその掌を一度、握りしめます。
「タネもシカケもありません★」
もう一度、ヒソカが掌を開くと・・・・・・・・・・・・・。
風が桜吹雪を起こし、何十枚もの花びらが桜色の世界を彩ります。
「わぁ〜!!」
ゴンは桜色の世界を見上げます。
大好きな人と一緒に・・・・・・・・・・・。