≪溶ける≫

 

 

 

 

「ペロペロペロペロ」

ゴンはヒソカの視線を感じ顔を上げた。

 

 

 

「なぁに?・・・・ヒソカも食べたいの?アイス。」

 

「ん〜。そんなに食べたいわけじゃないけど・・・・◆」

 

 

 

 

 

ゴンはしばらく悩むと、手に持っていたアイスキャンディーをヒソカに向けて差し出す。

 

 

「はい!一口なら食べても良いよ!!」

 

「くっくっくっく★・・・・僕はこっちの方が良いなぁ。」

 

 

 

ヒソカはそう言ってゴンの手からアイスキャンディを取り、ゴンの手を掴む。

 

アイスキャンディが溶けて甘くなったゴンの指を1本1本舐めあげる。

 

 

「・・・・あっ!・・・・・ん・・・。アイスが・・・・溶けちゃうよぅ。」

 

「全部溶けたら、ゴンに舐めてもらおうかv」

 

「・・・・・もぅっ!!」

 

 

 

 

ゴンは顔を赤くして怒ってみせるが、ヒソカに掴まれた右手を振り払うことは無かった・・・。